12月30日は夕方から家を出て、前回と同じく飛行機で羽田まで行き、そこから大井町へ向かいましたが、今回は何事もなく無事ホテルに着きました。こんなに順調なのは初めてだったりします(笑)
さすがに7回も同じ行動をしているのですから、慣れというものができていたというわけです。しかし、この“慣れ”ってやつが“油断”になっていることをこのときの私たちは知るよしもありませんでした。
イベント当日はこちらも珍しく予定どおり5時30分に目覚め、きちんと朝食のパンをとることができました。そして、りんかい線に乗って7時30分前に会場へ到着し、ディスプレイの準備を行いました。これについても慣れが出ており、無駄なくこなすことが出来ました。ひと昔の頃はドタバタしながらやっていたのが嘘のようです。まあ、これもハヤテ君がいるおかげっていえばそれまでなんですが・・・(^^;
そのあとは右となりの「SUBCONTRACT STUDIO」の方と雑談をして、待ち時間を過ごしました。
開始のアナウンス5分前になると、私がスペース前に立ち、スタート準備をとりました。どうしても行きたいサークル様が数箇所あったので、普段は動かない私も今回はハヤテ君に留守をまかせて動くことにしました。そして、アナウンスと恒例の拍手の直後、コンマ02ぐらいのタッチスタートで目的のサークルへ向かい新刊を購入、それから自スペースを数回往復して購入した本を置きながら買出しを続行し、無事目的を達成しました。もうこれで私は満足でした。
そのあとはほとんどスペースに残って売り子に専念しました。そのとき、サークルのスペース前を通りかかった方の何人かが「小説じゃ駄目だよな。コミックじゃないと」と言ったのを耳にしました。それに対し、私は凹まずに逆に燃えました。私は天邪鬼なので、「駄目だ」と言われたら逆に「それなら駄目じゃないところを証明してみせる!」って思ってしまうんですよ。確かに小説系は漫画やイラストに比べ不利な点があることは私も感じていますが、だからといって駄目とは思っていません。確かに数は少ないかもしれませんが、私の本を手にしてくださる方もいますし、中にはまとめて複数買ってくださる方もいますから。駄目なのは小説だからではなく、単に私の実力がないだけだと私自身思っていますので、もっと努力して、そういう方に駄目じゃないことをいつか証明できればと思います。できないかもしれませんけど頑張ります。
新刊のコピー本については、最後の最後で完売までこぎつけることができましたし、概刊も少数ながら頒布できました。目標は今回の冬コミ分と夏コミで余った特典分を頒布することでしたが、これについてはおかげさまで達成できました。お買い上げの皆様に御礼申し上げます。
それから清原さん、たどしょーさんがわざわざスペースまで来てくださり、それぞれ差し入れをくださいまして嬉しかったです。また、最後のほうには前サイト「Three swords」の運営やアンソロジーでお世話になった「ゲーム派ドットコム」のだんやんさんが来てくださり、すごく驚きました。数年ぶりの再会ってやつを実感し、これもコミケならではだと感動しました。こうして、この場所で知っている方に会うたび、やっぱり自分は三剣 由としてこの世界にいたいと強く思います。遅いデビューでそれから年も重ねましたので、もう若くありませんが、少しでも長くいられるようにしていきたいです。年をとっても好きなものは好きなのですからしょうがないです。と、某作品のタイトルをそのまま使ってまとめてみました(笑)
今年を締めくくるコミケもつつがなく終わり、あとは帰るだけとなったわけですが、ここからが予想もしない大波乱の幕開けとなりました。
事の発端は飛行機搭乗までの時間がかなりあることで、時間つぶしをどうしようかとなって、ハヤテ君は秋葉原に行こうと考えていたのですが、それに対し私が疲れているのでここは温泉にしようと言って、どちらかというと押しの弱いハヤテ君を押し切るような格好で二子玉川にある温泉へ行くことにしたことにあります。
温泉でまったりと風呂に入り、そこでまったりの軽く飲んで、ほろ酔い&ご機嫌モードで二子玉川駅に行ったのですが、ここで時間を見て一気に酔いが覚めました。
電車発車時刻19:31→大井町駅到着時刻19:51・・・大井町駅から羽田空港まで多分30分ぐらい・・・それで飛行機の離陸時刻は20:30・・・
・・・軽くやばいんじゃない?
軽くありません。でたん重くやばいですたい。っていうか絶望的じゃないですかあああ!
しかし、普段から「しぶとい」とか「あきらめが悪い」とか「往生際が悪い」という定評のある私ですから、焦ってもあきらめません。こういう展開(梅見月ハヤテ君のサイトの日記(2007年1月1日分)参照)になりましたが、そこでも書かれているとおり、大井町でさすがの私もあきらめました。しかし、心の中では奇跡が起こることを密かに祈っていたのはここだけのはなしです(苦笑)で、やっぱり奇跡は起こりませんでした。起こらないから奇跡っていうんですよという美坂栞ちゃんの名言が克明に甦りました。ええ、そうですね、そうですとも。起こらないから奇跡なんですよね・・・(−−;
おかげで空港までのモノレールの中で20:30発のスターフライヤーの便が飛び立つところを見ました(爆)
飛行機は私たちをおいて無事飛び立ちましたが、私たちの状況はエマージェンシーです。さあ、無事福岡へ帰れるかどうか?まず問題はそこでした。北九州空港行きの飛行機は残り2便ありましたが、時期が時期だけに当日に席がとれるかどうか分かりません。厳しい状況です。空港についてスターフライヤーの窓口で次の便が空いているかどうか確認すると、空いていることが分かり、最悪の事態は回避できました。前の便の航空券がご破算となり、さらに通常の料金を追加で払う羽目になりましたので、財布の中はからっぽになってしまい、心の中で涙を流しましたが、ここは福岡へ帰れるだけでもよしとしなければなりません。せっかく暮れの賞金王決定戦で稼いだお金がここで一気に木っ端微塵となりました。今、考えるとこれが神様が私の与えてくれた奇跡かもしれません。どうせなら、もっと大きな奇跡がほしかったとです(−−;
搭乗口のロビーに入ったとあと、一緒にトイレに用を足しに行ったのですが、ここでこんな会話をしました。
三剣:「ここでまた何かあって飛行機に乗れなかったりして」
ハヤテ君:「いやあ、さすがそれはないっしょ」
三剣:「そうだよな。ここまできてそれはないよな。ハハハ・・・」
と、余裕をかましていた私たちですが、このあと自分たちが搭乗口を間違えて逆に歩いていることに気づき、このとき私は航空券を買いなおしたときに受付の女性の方が言っていた言葉を思い出しました。
確かバスに乗って移動するとか言ってたよな・・・
とっさに時計を見ると、飛行機が飛ぶまで残り14分の時刻を示していました。バスが出るのは当然その前ですから、もっと前に行かなくてはなりません。もし、間に合わなければ・・・
バスの乗り遅れる→飛行機まで行けない→乗り遅れてまた置いてけぼり・・・
ってなるわけですから激しく慌てました。
ここで予定外の駆け足を敢行することとなり、なんとか間一髪でバスに間に合い飛行機に乗ることができました。本当に何やってるんですか私たちって感じです(汗)
これでもう何もないだろうと思っていたのですが、最後の試練がちゃんと用意されていました。空港に着くと、折尾駅へ向かうバスがもうないことが分かり、またもやエマージェンシーが起こりました。親父殿に折尾駅まで迎えに来てもらっているので、ここに行けばいいのですが、その手段をどうにかしなければなりません。そこで携帯で調べていたハヤテ君が小倉駅までのバスは最終便があるから、そこから小倉駅まで行き、電車の乗ればいいと教えてくれました。おかげで最後のエマージェンシーを乗り越えることができました。
小倉駅に着いたときに気づいたのですが、何故まだ電車が動いているのかという疑問が浮かび上がりました。自分が知っているかぎりではもうないはずなのですが、ここでその理由を知りました。それはずばり正月で特別便が出ていたからです。初めてそんなものがあることを知りました。正月だったから助かったというわけです。このとき、ちょっとした奇跡を感じました。
折尾でハヤテ君と別れたあと、迎えに来た親父殿と家で待っていた母御前から散々言われたのはいうまでもありません。でも、なんとか帰れてよかったです。家に戻れて嬉しかったのはこれが初めてです。
そんなこんなで大波乱のおおみそかと元旦を迎えましたが、ある意味一生の思い出になるおおみそかと元旦になりました。
最後にこんなアホな私たちでありますが、今年もよろしくお願いします。
2007年1月2日 三剣 由